『攻殻機動隊』の士郎正宗の原案によるSFアドベンチャーファンタジーOVA。各巻およそ50分弱の上下2巻がリリースされた。最終戦争を経て文明と大自然が交錯する混沌の時代。ある村で暮らす少年ルーダは、風を操る「風使い」の村長ムーグから息子同然に育てられ、現在に至っていた。紅い瞳の右目を持つルーダと同様、ムーグの実娘である巫女アンサもまた左目に蒼い眼を宿している。そんな村に軍事国家のゾロアース軍が侵攻を開始した。ある目的からゾロアース軍司令官ザナークは「風の力」を有するというルーダを狙い、娘として育てた攻撃司令官アガハリを差し向ける。だがアガハリも蒼い左目を持つ一人であり、実は彼女こそ幼い頃に生き別れたアンサの姉だった。かつての大戦で大地(ランド)に封印(ロック)されたという最終兵器をめぐる物語がここにはじまる……。